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【コラム】なぜ考え方を変えると人は成長するのか


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ブラザーです。

ついに緊急事態宣言がでました。

 

日本にとって、歴史に残る大きな出来事になることは間違い無いでしょう。

 

コロナが収まり、普段通りの日常が戻ることを願っています。

 

 

さて、今日はこれまであまり触れてこなかった大学時代の話を書きます。

 

 

 

僕は、物理化学を専攻していました。

 

物理化学とはなんぞや!と思う方も多いでしょう。簡単に言えば、物質の合成における知見を、物理学のアプローチから研究する分野のことです。

 

 

よくわからないですよね。

 

 

化学は、薬品などを混ぜ混ぜして、試験管みたいなものをフリフリして爆発して黒焦げになってるアニメのイメージが強いですね。

 

有機化学という言葉を聞いたことがあるでしょうか?まさにそれです。(無機化学もあります)

 

目に見えない炭素原子をつなぎ合わせて、素材を作り上げる。わかりやすいものではゴムがそうです。

 

これらのゴムは、炭素通しがつなぎ合ってできる、網目状(格子)で成り立っています。

 

硬いゴムと、今にもキレそうなゴムには、その格子がどのようにつながり、どれだけの強さを持っているかが鍵となります。

 

この強さはどうなってるんだろう?とか、千切れる時の熱量はどうなってるんだろう?とかを考えるのは物理学的な考えに当たります。

 

難しい言葉で、熱力学、量子力学の2つの考え方である統計力学に乗っ取った考え方です。

 

 

なんとなーくわかればおっけーです笑

 

 

僕は新素材の研究をしてました。

瞬時に形状、硬さが変わる物質を作っていました。プリンみたいに柔らかいものを、1秒足らずで石のような硬さに変わる材料を作ってました。

 

ま、こんな研究です。

 

 

 

 

 

白衣を着て論文を読みながら、徹夜で研究をして、学会に出て論文を発表する

 

 

そんな生活に憧れて、化学の道に進みました。

 

 

 

かっこいいですよね

 

 

 

じゃぁ、実際の生活はどうだったのか

 

 

10:00 研究室到着、お茶飲み

10:30 先生と打ち合わせし研究開始

11:30 昼食

12:30 コーヒータイム

13:00 午後の研究

15:00 おやつタイム

17:30 報告

18:00 帰宅

 

 

憧れてたものと全然違うやん!

むしろめっちゃ楽やん!

 

って思う方も多いでしょう。

 

 

はい、僕も最初はギャップに戸惑いました。

なんなら、英語わからないので論文なんて読んだことないです笑

 

 

 

ここまで聞いて、どう感じますか?

 

 

楽な大学生だったんだな。

何もしてなかったんだなって思いますかね。

 

 

ちなみに大学生活の最後は、論文10本出してます。1本はアメリカの化学論文に掲載されてます。

 

 

 

僕は、この研究室から多くのことを学びました。それは、今でも非常に感謝してます。

 

 

 

 

何を学んだか。

 

 

 

「かっこいいことをするな」

「無駄なことをするな」

 

 

ということです。

 

 

改めて僕が憧れていたことを見ます

 

 

 

「白衣を着て論文を読みながら、徹夜で研究をして、学会に出て論文を発表する」

 

 

 

まず、なんのためにこれをしたかったのか。

 

 

簡単な理由ですよ、かっこいいからです。

 

 

よくプレゼンの指導もしてますが、かっこつけたがりの人ほど、プレゼンにアニメーション使います。無駄に難しい言葉を羅列します。徹夜で仕事してるアピールします。

 

 

 

その考え方を見直しました。

 

 

 

ちなみに、あまり知られてないことを話すと、

 

 

論文1本の扱いってわかりますか?

 

最後の参考文献に名前がのることも1本なんですよ。

 

 

つまり、参考文献になりそうな実験さえしてれば、自分のデータは使われるので、名前なんかのるんですよ。

 

 

 

いや、それどうなの?って思いますか?

 

 

これが考え方だと僕は思います。

 

 

 

 

プレゼンもそう。

一生懸命アニメーション使ったって、中身が薄っぺらだったり、わからないことばかりで、聞いてる側に魅力も何も感じなかったら意味ありません。

 

 

わかりやすく、見やすく、ストーリー性のある内容の方が聞いてる側もいいですよね。

 

だから、プレゼンテーションにおいて、アニメーションはかなり高等なテクニックを使うんです。よく一文一文にアニメ使う人いますが、ナンセンスです。

 

 

 

徹夜で研究をすることも、集中さえすれば短時間で終わります(生物学の場合は、観察等もあるので別)

 

難しい論文の英語だって、翻訳機能使って何時間もかけて読んでも意味ありません。(英語の勉強にはなると思いますが)

 

 

 

この考え方の違いが、社会に出て改めて学んでてよかったと思う点です。

 

 

 

報告書を書面で丁寧にまとめ、会議に向けて一生懸命資料をホチキスどめし、会議に出たら2時間近く話し合いをして、そこからアニメーションをフル活用したプレゼンを作って練習をする。徹夜で仕事して、訳の分からない資料を作ってる

 

 

 

無駄です

なにもかっこよくはないです。

 

 

 

強めに書きましたが、考え方ってすごく大事だと思うんです。僕は研究室で、化学のことよりも社会に行ったら必要になりそうなものを叩き込まれてました。

 

 

 

今でも覚えている恩師の言葉で、「学生はプロじゃない。プロは金をもらってる」というものがあります。

 

 

 

無理矢理かっこよく見せることじゃなく、今の自分は何ができるかを考え、目的に対し最小限の行動で効率よく行く手段を考えることが、いますごく大切なことなのかなと思い、コラムにしました

 

 

 

それでは、また