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新型コロナから考える、転職活動の今


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ここ最近、ブラブロのアクセス数が増加しています。本当にありがたいことです。仕事が少し忙しい状況だったために、国家安全法の記事から半月近く投稿しておりませんしたが、1日平均60件近くのアクセスがございました。(半年前は20-30件くらい)

 

アクセスの背景は、”転職”のワードに紐づいた内容に対するアクセスが多かったことです。私は1年半前くらいに3年半務めた会社を辞め、現在の会社へと転職をしております。そちらに関しては、下記のようにまとめております。

kinoko1629.hatenablog.com

 

緊急事態宣言の間に、転職に対する求人倍率は減少したそうです。その理由は、コロナによる世界経済へ与えたダメージ、そして各社の業績悪化によるものと考えられます。人件費に当てる費用の余裕もないのは考えられることだと思います。そんな転職者に取って苦しい時期なのに、なぜ”転職”に関してのアクセスが増えているのか。。。。

 

上記のような点を踏まえて考えられる「新型コロナと転職」そして、コロナから見えてきたこれからの転職に関して書きたいと思います。(筆者は転職する気は今の所ありません笑)

 

 

あなたの会社は、在宅勤務に対応できた?

全国でた緊急事態宣言。今年の流行語にも選ばれる可能性が高い「テレワーク(在宅勤務)」。このキーワードと共に”働き方改革”が大きく進歩しました。これまで出社するのが当たり前だったのが、「案外自宅でも出来るじゃん」という感覚を持たれた方も多いと思います。ところが、いざ在宅勤務となった際、会社の対応によって「この会社大丈夫なのか・・・」と思った人も少なくないのではないでしょうか。業種によってはどうしても在宅での作業が厳しいものがあるのはわかります。しかし、周囲は在宅でやっているのに、自分の会社は出社しないといけないという周りとの違いに差を感じ、転職を意識するきっかけとなることが、おそらくこの外出自粛期間中にもあったと思います。

 

また、在宅勤務ができたとして、”出社があたり前”だった会社に取って起こりうることは「業務をどう管理していくか」ということ。慣れない40代〜50代の上司・役員たちが起こしてしまったことに、テレワークにおけるパワハラやセクハラ=テレハラ(テレワークハラスメント)が挙げられます。(ニュースとかでも話題になりましたよね)

例えば、いつもなら仕事終わりに飲み会が当たり前だったが、なかなかできなかったのでテレワークで社員との交流を図るためにリモート飲み会をする企業もあったと思います。その中で「OOちゃん、部屋を見せてよ」などという、発言をする本人にとっては冗談やコミュニケーションのつもりでも、世間的にはセクハラに当たるようなことをやってしまう上司たち。業務中には、サボっている社員がいないかを監視するために、カメラを常にONにするように指示したり、小まめに状況を報告する無駄作業を増やすといった行動に走る会社もあったのではないかと思います。

 

そして、緊急事態宣言が解除すると”出社しなさい”という通知を出す。「なんで、家で出来てたのにわざわざ出社しなきゃいけないの?」という声を結構聞きます。このような世間(自分自身の周囲)と自身が所属している会社とのギャップから「もっといい会社があるのではないか」と思う人が増えてきていると考えます。ただ、ここに関してさらに追い討ちをかけるのは賃金の低下です。世間的に経済情勢が低下している中で仕方がありませんが、やはりここまで不安な状況に、給料が少ないという点も加われば転職を考えるのもおかしくはありません。

 

求人倍率が減っているため、一見転職者も減っていると思われがちですが、”タイミング”の問題であって、経済が安定的になる状況で動き出す人は多いと思います。そのきっかけは「テレワークが出来たか」、「テレハラがあったか」、「テレワークで出来るのに出社を義務と考えていないか」という点が挙げられます。

 

これからの転職活動

転職者だけでなく、新卒に対する就活も注目されました。対面での面接が出来ない中で、Webシステムを活用したオンライン面接を行う企業が出てきたからです。私も、田舎から都内に出てきましたが、田舎の就活生にとっては就活のために夜行バスを活用して移動し、複数の会社の説明会や面接を行なって帰るといった就活を行なっていました。しかし、それがオンラインで可能ということであれば、移動時間などで参加できなかった企業説明会や、日程の都合で厳しかった面接も行うことが出来るということで、幅も広がったのではないかと思います。

 

転職者にとっても一緒です。業後に面接へと向かうために、会社の仕事を早く終わらせる必要があったのが、在宅であれば移動時間を気にしなくていいのですから。オンライン面接のメリットであると考えられます。このようなサービスを行う会社も出てきていますね。

interview-maker.jp

 

これからの業種

DODAに記載されている転職企業ランキングの上位はここ10年であまり変化がありませんでした。しかし、51位以降の企業は以前名前がなかった企業も挙げられてきています。さらに注目は、2010年に上位にいた複数の企業が、2020年のランキングでは大幅にランクダウンしていることもあります。このランキングは6月に発表されていますが、約半年近く転職活動がかかると考えれば、新型コロナウイルスによる自粛期間を超えたこれからの転職ランキングは大きく変わるのではないかと考えられます。

 

私もそうですが、ここ最近の動向として多いのは業種を超えた転職「越境転職」が増えてきているということです。

at-jinji.jp

職種は一緒だが業種を別にするという転職は、今の時代はおかしくはありません。未経験の募集も実際に増えていると思います。そんな中で、これから注目される業種は何か。ポイントとなるは”2030年”と考えます。AIや5Gがこれからは当たり前になってくるために、各企業がシステムの見直しやRPAに向けた投資などを考えています。私は普段の仕事で、1000社近くのお客様を担当しておりますが、お話を聞いていく中で成長する企業と、残念ながら将来的に苦しい状況になる可能性が考えられる企業の差は、この将来を見据えた投資をどこまで出来るのかにかかっていると思います。

winactor.com

 

業種としては、自動車産業やIT、医療関係は非常に強いです。自動車産業が強い理由は、PRAに対する投資が熱く、生産性を増やして業績を挙げる動きをとっていること。やはり日本は自動車産業は根強さがあるために非常に強いですね。ITは、ハードウェアの販売よりもクラウドを活用したオンラインサービスが強いです。ソフトウェアは、なかなか苦しい状況に立たされると思います。今、クラウドサービスが当たり前になってきているからです。ただし、クラウドサービスと言ってもピンキリであり、独自開発のサービスは、よほどメリットがなければ売れません。SalesforceやSmartHRといった大手に取られてしまいます。

 

これから人材を減少させていくのは、業種に注目するのではなく、職種に目を向ける必要があります。以前のAIの記事にも記載した「読解を必要としない職種」は、ビッグデータを活用してAIに任せる動きがあると考えられます。事務や銀行員、運転手などがよく言われています。営業はどうかというと、私の予想としては営業が減ることはなかなかないと思います。確かに、お客様が欲しいものを選択できるようなサービスであれば営業は必要ありません。そういったサービスを提供する営業は人材を削減していくと思います。ただ、人の感情を読み取ることはAIには厳しいため(ビッグデータとしてもここまでは出来ないと思う)、付加価値をつけられる営業は減ることがないと思います。

 

 

新型コロナウイルスを通して、転職環境は大きく変わってくると思います。一つの会社に属し続けるという終身雇用の考え方はすでに崩壊をしてきています。もちろん定年まで一つの会社で働くことも一つの道です。ただ、大事なのは”市場”に目を向けることだと思います。新型コロナで多くの企業が倒産しました。今回のような大きな出来事を通して感じたのは「企業の生き残り」です。この期間に生産性・業績を高めた会社もありましたよね。2025年の崖という話題を以前しましたが、私はこれが2025年ではなくすでに早まっていると考えています。この記事が何かしらの参考となれば嬉しく思います。

 

それではまた!

 

参考:

doda.jp

at-jinji.jp

www.sbbit.jp