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【映画】「県庁の星」amazonプライムビデオ無料配信!社会人になり改めて見た。


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2005年に初版発売、2006年に実写化をされた「県庁の星」。たまたま無料配信をアマゾンプライムで行なっていたので、久々に鑑賞しました。映画が公開された当時はまだ高校生1年生。社会人6年目となった今、改めて思った事についてまとめます。

 

どんな人に見て欲しいか

✔︎今の仕事に慣れを感じ、新鮮さが欲しい人

✔︎公務員を目指している人

✔︎これから就活を行う人

✔︎プライドの高さを感じている人

 

 

あらすじ

出会うはずのなかった二人。県庁に所属し、エリート街道を突き進む県庁商工労働部産業政策課係長 野村聡。初の民間人事交流事業に選出され、スーパーマーケットでの半年の研修を行うことに。しかし、そのスーパーは消防署、保健所から何度も注意を受け、営業差し止め間際の状況だった。役人の常識が通じない環境下で、人生で初めて「バカ」と呼ばれた野村(県庁さん)。そこで出会った高卒パート社員二宮あきと共に、スーパーの立て直しに向けて動き出す。

 

キャスト

野村聡・・・織田裕二ー県庁商工労働部産業政策課係長

二宮あき・・柴崎コウー満天堂のパート

桜井圭太・・佐々木蔵之介ー県庁総務部人事課職員

小倉小百合・・酒井和歌子ー知事

古賀等・・・石坂浩二ー県議会議長

 映画のポイント(ネタバレあります)

県庁の仕事や政治に関してリアルに描いている

この映画でよく登場する言葉が「政治は人の上に人を作り、人の下に人を作る」です。公務員系のドラマや映画は”組織社会”をテーマにした作品が多く、今回の作品も、まさに組織社会を強く描いていました。また、総予算200億円の福祉施設立ち上げプロジェクトに対して、県と民間業者の癒着、民間団体に対しての扱い、税金の無駄遣いなど、映画とはいえリアルすぎる設定に心を奪われました。

 

民間企業と行政が持つ”お客様”

今回のストーリーで野村は、自身が県庁で身につけてきた知識を用いてスーパーで活躍をしようとしました。なぜならプロジェクトが成功すれば、間違いなく福祉施設計画の中心核を担う人物に選出されると思っていたからです。しかし、そう簡単にはうまく行かなかった。結果として気付かされたのは、教育指導二宮あきとのデートという名のマーケティングの際に、「お客様の立場を考えること」という点が自身にかけており、視野が狭かった事でした。

 

民間企業と行政が持つ”お客様”に違いがあることを訴えているように思います。民間企業は、お客様にサービスを提供し、それが売れ、利益が生まれることで成り立ちます。これが”商売”です。一方の行政は、市民・県民・国民がお客様であり、納められた税金でサービスを展開し、お客様に利用していただくことで成り立ちます。この”商売”と”利用”にそれぞれの立場の違いが明確に分かれる点があります。民間企業は、お客様が買って頂けなければ倒産します。一方で、行政は”商売”を成り合いとは当然していませんし、予算内で決めたサービスを利用していただく立場であるために、主体的よりは能動的の方が強くなります。お客様の立場を考える=市民の立場を考えることが本来理想ですが、物語では「前向きに検討するって資料に書くけど、別に検討はしない」と言っているように、”声を聞きましたよ”と言って安心させることがいつの間にか当たり前になっています。それは仕方ありません。行政破綻はあるかもしれませんが、「倒産」により職がなくなるということがないからです。

 

この映画では、それぞれの立場が持つ考え方を知ることもでき、これから公務員を目指すという学生の方々にも勉強になる内容となっていると感じました。

 

マニュアルの重要性と効率化

野村は「資料を作ってなんぼ」と言っています。作中でも描かれていましたが、野村は資料を作成するスピードが早く、完璧なマニュアルを作成するのを得意としています。そのマニュアル作りが、在庫が溢れ食品の使い回しで問題となっていたスーパーを立て直したきっかけとなりました。

 

私は大学で化学専攻だったため、世間でいう”理系男子”でしたが、最も大事にしていた言葉は「再現性」です。一つの出来事を、誰がやっても同じようにできることを再現性と呼びます。そのためにはマニュアル作りが大切で、誰がやってもわかりやすく、そのマニュアルを見ただけで行動できるかがポイントとなってきます。様々なマニュアルを見てきましたが、わかりにくい上に、効率性もクソもないマニュアルは山のようにありました。映画では業務改善をどのように行ったかも描かれており、仕事でも活かせそうな内容だったため、この映画は現在の会社をもっと業務効率強化させたいという方にもピッタリの作品だと感じました。

プライドが高いことは意味がない

この物語で、野村は自身でプライドが高かったことに気づきました。そこに至ったのは自身が目指すポジションがなくなった瞬間に現実を突きつけられた事によるもので、いわゆる”挫折”の瞬間でした。その時に「自分は周りが見えてなかった」と気付かされたというものでした。これって誰しもがきっと経験する事であり、挫折の瞬間こそ人が成長する瞬間と考えます。

 

就活の時、転職の面接などでも「なぜ今の仕事を選ぼうと思ったのか」「人生で失敗したことや、そこからどう立ち直ったのか」という質問がだいたいあります。挫折の瞬間における人間性は、その人の素を知るきっかけにもなるからです。ドクターXの大門のように「私失敗しないんで」という人は技術で勝負すればいいですが、そんな人なかなかいないですよね。この映画、ただ見るだけでなく、自身と照らし合わせて見ることでより一層面白さが増すと思います。

 

まとめ

✔︎行政社会に関してリアリティー満載の作品

✔︎公務員を目指している人は是非見て欲しい

✔︎民間と行政が持つ”お客様”の違いを学べる

✔︎プライドが高くても何もメリットないことを教えてくれる

 

作中で、200億円かかる事業費に対して80億円の予算で対抗するシーンがあります。「このままでは財政破綻になる」という言葉が印象的です。実際に財政破綻をした自治体は北海道夕張市、きっとニュースで拝見した方も多いのではないでしょうか。353億円の赤字を抱え、人々の生活は大きく変わり、多くの若者が外にでて行きました。もともと炭鉱として栄えていましたが、閉山後は人口が1/9まで激減し、財政構造は極度に悪化しました。人口が減ればサービスを利用する人、つまり税金を納める人が減ります。歳入が減少するわけです。行政体制の効率化の遅れ、観光施設過大投資を行なったことでさらに火の車。結果財政破綻となり、国の管理下となりました。

 

財政破綻後は税金も上がります。普段利用している水の料金や、市内の施設利用料金もベースが上がります。地方自治体の財政難は人ごとでは決してないということです。その訴えも、きっとこの映画では言いたかったのではないかと思います。

 

 公務員の仕事については下記の記事でも記載しています。