【コラム】虫歯は痛くなってからでは遅い?プロから学んだ本当の歯磨き!
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歯医者に昨年5月から通い、ようやく検診も含めて終わりを迎えます。大学はサークル活動や研究、社会人は土日もほぼ仕事だった最初の職場だったため、なかなか歯医者に通うことがありませんでした。
転職で土日が完全に休みになったこと、そして新型コロナによって自粛により飲み会の回数が減ったことで時間に余裕ができたのをきっかけに、歯医者に行くことを決意したのが昨年5月のことでした。
7年ぶり近くの歯医者。歯医者の先生から言われたことは
「あー、だいぶきてるね。あと、虫歯4本くらいあるよ」
「え・・・全然痛くないですけど・・・」
「みんな勘違いしてるけど、虫歯は痛くなってからじゃ遅いのよ」
そんな馬鹿な!と正直思いました。今まで自分は虫歯になってないと思っていたので、衝撃でした。
今回は、時間に余裕がある方は是非歯医者に行って欲しいという思いをブログにします。
虫歯は早期の発見が大事です!
なぜ虫歯はできるのか
「毎日歯磨きしていたのに何故虫歯はできるの?」
口の中には多くの菌が存在します。日本訪問歯科協会によれば、300〜700種類の細菌が生息しているそうです。歯をよく磨く人で1000〜2000億個、あまり磨かない人で4000〜6000億個の菌が・・・さらに磨かないと1兆個。。
その菌の中でもミュータンス菌が主な虫歯を作る要因となっています。ミュータンス菌は、口の中の様々な菌と集落(プラーク)を作り、プラークの中の虫歯菌は、口の中に食べ物(主に糖分)が入ってくると、その食べ物を食べて酸を出します。
「この酸はアルカリ性で、プラークのpHが酸性に傾いて臨界点を越えると歯の表面が溶けるんだ」
歯の表面は「カルシウム」「リン酸」などの成分があります。しかし、この成分が虫歯菌によって破られて「脱灰(だっかい)」と呼ばれる状態になります。しかし、唾液などによって中性に戻ることにより表面修復を起こします。これで歯がまた戻るわけです。
しかし、この「脱灰」と「再石灰化(歯の修復)」のバランスが崩れ、「脱灰」が上回ると虫歯になりはじめます。
虫歯にもレベルがある。痛くなくても虫歯の可能性も
「もちろん虫歯がない人もいる。ただ、虫歯がないと勘違いしているのが一番怖い」
虫歯にはレベルがあります。
「痛い理由は神経まで虫歯が進行しているからなのか」
私も先生に聞きましたが、C3まで行った虫歯に関しては正直修復が困難とのことで、痛いと感じるのはすでに神経まで到達しているので、修復できない場合は抜歯とのこと。C4まで行くと修復はもはや無理です。
虫歯は早期発見が本当に大事です!!
歯医者はどこに行ったらいいの
定期的に検診を受ける場所があればいいですが、私のように久しぶりに行く人や、引っ越したばかりという方は、なかなか初診を受ける歯医者に困ります。
「なかなか初めましての歯医者って探しにくいよなぁ」
そこで歯医者の探し方について書きます。
Google Mapで探す
一番王道な探し方ですね。食べ物屋を探す時と一緒です。
歯医者は定期的に通っていく場所なので、家から近い歯医者にいくことをおすすめします。電車で移動するとかになると、面倒くさいという方もいるでしょう。
また、最近はテレワークの方も多いので、仕事終わりに行けるという点でも家の近くはオススメです。
歯医者の口コミサイト”E PARK歯科”で探す
歯医者・歯科医院の予約検索サイトがあります。それが「E PARK(イーパーク)」です。地域、最寄駅、日にち、治療内容などで検索を行うことができます。
何故口コミが大事かというと、正直治療方法に関しても歯医者によってマチマチで、今後虫歯を治療したり、親知らずを抜くなど行う場合、治療が下手だと怖いですよね。
そんな時に口コミを確認して、安心できる歯医者に行ければ、後から後悔することなく安心して通うことができます。ちなみに、私が実際に親知らずを抜いた時、先生に言われたことは・・・
「どうしても下手な先生っているんだ。下手な抜き方だといつまでも治らないんだよね」
その他にも、友達の紹介や親が通っている歯医者などに行くというのも手段です。ただ、極力自分で見つけることをオススメします。あくまで治療を受けるのは自分ですからね。
プロに正しい歯磨きを聞いてみた
では、虫歯にならないためにも普段から何に気をつければいいのでしょうか。結論からいえば、やはり歯磨きとのことです。そこで歯磨きの方法についてプロ(先生)に聞いてみました。
歯磨きの目的は何?
上記でも記載したように、プラークが歯の表面のカルシウムやリン酸を溶かすことで虫歯が起きやすい環境を作ります。つまりプラークを機械的に除去することこそ、歯磨きの目的です。
バス法で磨こう
歯磨きを行う際に、スクラッピング法で行う方が圧倒的だと思います。スクラッピングは歯の表面を磨く(角度90度)方法で、一般的なやり方です。
ただ、スクラッピング法だけだと、歯茎と歯の間を磨くことができません。
「でも歯茎磨いたら痛いですよね・・・下手したら血も出ちゃう」
「みんな勘違いしているのは歯茎を磨かないこと。歯茎は磨いてこそ強くなる」
そこで、オススメの方法として教えていただいたのが
バス法です。
バス法ってどうやるの?
バス法は、45度で歯茎と歯の間を細かく磨いていきます。力はペンを持つくらいの力で、歯の先が少し曲がるくらい当てます。
上記の図のように45度且つ軽く当てたら、2-3本の範囲を10回-20回くらい往復します。それを表と裏両方やりましょう。(もともと歯茎が弱い人は、歯茎から血が出る場合もあります。実は私もそうでしたが、このバス法を繰り返すことで全く血が出なくなりました)
詳しいやり方は大和クリニックさんのサイトで紹介しています。
歯ブラシはどのような物を選べばいいのか
バス法は歯茎も一緒に磨くため、あまり硬い歯ブラシを使っては傷つけやすくなってしまいます。極力柔らかい歯ブラシを使い、その後普通に戻していくとバス法がやりやすくなります。
「ただ、最初は力の入れ方がかなり難しいよなぁ」
そこで私が活用したのが、クリニカNEXT STAGE歯ブラシです。
クリニカ ネクストステージ ハブラシ 4列 超コンパクト やわらかめ(2本セット)【クリニカ】 価格:682円 |
根元がしなる且つ力を入れすぎると、カチッと音がするので、力の入れ方がわからない初心者にはとても便利です。なお、歯医者さんは最初のトレーニングで、歯磨きの時に歯ブラシを当てる力は約300gと習うそうです。
300gって言われてもわからないですよね笑
でも、ちゃんと測定しながらトレーニングするらしいですよ。
まとめ
歯医者に行って約1年。初回の写真を先日見せてもらいましたが、圧倒的に綺麗になっていました。
「いやー本当綺麗になったよね。歯茎もすごく強くなったし」
「先生のおかげです。虫歯も治って本当によかったです。僕の磨き方の成長ですね!」
「まぁ、まだまだできるとできると思うね。世の中そんな甘くないからね」
にこやかに厳しいことを言う先生でした。
皆さんも早めに歯医者に行ってくださいね。
今度は親知らず抜歯編を書きたいと思います。
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