【音楽】独学で音楽理論は学べるのか?最短1ヶ月で基礎を理解できる方法!
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新型コロナの影響で、自粛期間中に新しいことに挑戦したい人は多いはず。
私もこうしてブログを書いています。
よく周りで聞くのは「音楽について勉強をしたい」ということです。
つまり、音楽理論に関する学習です。
しかし、音楽理論を独学で勉強したいが、何から手を出したらいいかわからない・・・と思う人も多いはずです。
「音楽理論なんて独学では難しそうで無理だな」
ただ、私も大学までは音楽が嫌いで、音符すら見たくない人間でした。そこから、今ではアカペラでアレンジを担当し、楽譜の制作協力や販売等も行うようになりました。そのことについては以前もブログにまとめています。
今回は、独学で音楽理論をどう学べばいいのかというテーマから、「1ヶ月で音楽理論の基礎は身につく」というお話をしたいと思います。
音楽理論を独学で学んで変わったこと
音楽理論を学んで、生きていく上で何かメリットがあったのかと言われると、私は好きなアカペラを続ける上でメリットがありました。
ですので、私から言えるのは「コミュニティー上でのメリットがある」ということです。さらに、普段聴いている音楽に対する視点が変わりました。それはブログを記載する上でも生かされています。
YOASOBIの”夜に駆ける”について以前ブログで記載した際は、"Just The Two of us進行”や”パッシングディミニッシュ”などの活用について紹介しました。このように、ただかっこいいや、すごいだけじゃなく理論の観点で説明することができます。
そもそも独学ができるのは時間に余裕があるから?
忙しい中での独学は不可能なのか
音楽理論だけでなく、今まで自分が身につけてきていないことを独学で勉強するのは難しいことでしょうか。
「仕事が忙しい、勉強が忙しい・・・いろんな理由で諦めてきたな」
正直難しいと思います。「そんなことない!」と言う自己啓発系の本などもありますが、冷静に今まで自分がチャレンジしたことがないことを学ぼうとするのは難しいです。
では、なぜ難しいのでしょうか。
独学が難しいのは「何から学べばいいかわからないから」
例えば、プログラミングを独学で勉強する時に、何を考えますか。
・教室に通った方がいいのだろうか
・どの言語から学習するべきなのだろうか
・本は何を買えばいいのだろうか
独学で学ぼうとする際に上記のような問いが頭の中に出てくると思います。音楽理論も一緒です。0から音楽理論を学ぼうとする時に、「何から準備すればいいんだ」と思います。
つまり、”これから行こうとする道は果たして正しいのだろうか?”という気持ちになって、結局進むのを辞めてしまうという方が多いことでしょう。
音楽理論を独学で学ぶ時につまづくこと
だいたい音楽理論を独学で学ぼうとする際に挫折する理由はわかります。
私も同じことを思いました。正直挫折しそうになったことは多々あります。せっかく勉強しようとしている心を折ってしまうかのように、音楽理論について書いている本は難しい内容でまとめられているんですよね笑
では、音楽嫌いの私がどのようにして独学で学んだのか、前回のブログに併せて書きたいと思います。
音楽理論を学ぶきっかけ
トラウマだった音楽の授業
音楽の授業に対しトラウマがありました。小学3年生の頃、音楽の授業でリコーダーの勉強をしていました。そのテストで、リコーダーの実演がありました。私は楽器がどうしても苦手且つ楽譜が読めなかったために、クラスで1番下手くそな人間でした。
みんなが簡単に吹くことができる、非常に簡単な曲に対しても、なかなか吹くことがうまく出来ずに、みんなの前で恥ずかしい想いをしたのが、私が音楽(楽譜を読むこと)に対して嫌いになった理由です。
さらに高校時代には、音楽の授業がカリキュラムに存在しなかった(工業高校だったので学ぶことがなかった)ということも、私から音楽を遠ざけるきっかけでした。
ハモネプの存在が私をアカペラの道に進めた
ただ、音楽の授業は嫌いでも、歌うことは好きな人間でした。そんな時に、中学生の頃「力の限りゴーゴゴー」というネプチューンがMCを務める番組のワンコーナーで「ハモネプ」が放送されており、ボイスパーカッション(ボイパ)に出会ったのをきっかけにボイパをはじめました。(今思えば、これも独学ですね)
アカペラサークルで強制的に音符と向き合う
ボイパはかっこいいから初めたという理由もありますが、楽譜を読まなくてもいいと思ったことも理由の一つです。
「ボイパをやっていれば、音符に触れる必要もないだろう」
しかし、大学のアカペラサークルに入った時に、実はドラムにも譜面があるという衝撃を受け、この時はアカペラを辞めようと思いました。
ただ、この衝撃をきっかけに、本格的に音楽を学ぼうとしたというわけです。
音楽理論を独学で学んだ方法
正直何から手をつければいいかわからなかった大学1年生の頃。ただ、何か動かないといけないと思い、いくつかの行動に移りました。
音楽理論がわかる先輩に相談する
まずは先輩に相談しました。
「先輩、自分音楽理論について学びたいです」
「だったら、カノンコードを1日50回弾きな」
「なんですか、カノンコードって・・・」
カノンコードの説明は今回省きますが、音楽は「メロディー、ハーモニー、リズム」の3つの構成で初めて成り立ちます。このハーモニーは、コードと呼ばれるもので作られ、いくつかのコードを並べて、流れを作ること(コード進行)によってハーモニーは出来ます。カノンコードは、その進行の1つと思ってください。
それを1日50回繰り返し弾けと言われたので、1ヶ月部室に通って夕方に弾いてました。この作業が効果あったかはわかりませんが、このことによってコードに興味を持ったのは事実です。
とりあえず自分で楽譜を作ってみた
楽譜を作るソフトは無料であります。それをパソコンにインストールして、音符を打ち込んでいました。今でも覚えていますが、大改造ビフォーアフターのテーマソングである「匠ーTAKUMIー」の楽譜をネットでダウンロードして、それを1週間かけてゆっくり打ち込んでました。
打ち込み終わった楽譜を聞いた時に、まるでプロのアーティストにでもなった気分でした。
アカペラアレンジに挑戦してみた
原曲からアカペラ用に楽譜を編曲する作業(アレンジ)に挑戦しました。もちろん最初からうまくいくわけありません。なかなかうまく出来ずに、メンバーから苦言を言われたことなんて多々あります。
そこで、楽譜を作るのがうまい先輩から楽譜をもらい、それを匠ーTAKUMIーの時のように打ち込み直すことで練習していました。また、プロのアカペラバンドのCDを聞いて、どのようなアレンジをしているのか学習していました。
本格的な音楽理論の学習は3年生の頃から
私が本を購入して音楽理論を勉強したのは3年生の頃からでした。いいアレンジをするには”知識が必要”と思ったからです。
本屋で山のようにある音楽理論に関する本の中から、「誰でも簡単に〜」みたいな本を選んで学習しました。ただ、やっぱり簡単ではありませんでしたが、この時には楽譜を読むことが苦ではなかったので、ある程度理解をすることは出来ました。
こうして独学で学べるようになったわけです。私は非常に時間がかかりましたが、仮に今から全くわからない状況で1から音楽理論を独学するとしたら、当時3年かかったことを半年でできると思います。その理由を書きます。
音楽理論を独学で勉強する学習方法
1ヶ月あれば基礎は勉強できる
YOUTUBEに、武井壮さんの「オトナの育て方」という動画があります。そちらで、この世に語っています。
今全く知らない事を1ヶ月本気になって調べたら、周りの人間より大体のことは一番詳しくなる 武井壮「オトナの育て方」より
「いや、流石に1ヶ月では無理じゃない」
果たしてどうでしょうか。社会人になるとわかりますが、会社の研修などで自分が販売するもの、携わるサービスなどについて1ヶ月くらいで研修させられますよね。その研修を経た瞬間、もうプロなわけです。なぜならお金をもらっているから。
音楽理論も一緒で、1ヶ月間本気で勉強すれば基礎は理解できると思います。ただ、ポイントは最短の道のりを理解するということです。その最短と思われる道のりと調べ方について、書いていきたいと思います。
YOUTUBE・SNSで学習をする
10年前と違って、YOUTUBEには音楽理論に関する解説が山のようにあります。YOUTUBEは1日1つの動画を見るだけでも、1ヶ月で30項目学習出来ますよね。
また、音楽家の話もTwitterなどのSNSをフォローすればすぐに見ることが出来ます。
調べて欲しいキーワードは下記に書きます。
ぶっちゃけ、私が思うのはこれだけで十分です。
「いや、これも学んで欲しいでしょ」と音楽の専門家に怒られそうですが、最初から難しい内容を学習しようとしても無理です。というより、わかりにくくなっているので嫌いになると思います。
自分が普段聴いている音楽について、「どのように作られているのか」という事を理解するのなら、上記のことさえわかればある程度理解出来ます。
身近にある楽譜を打ち込んでみる
上記のように動画を見ることも大事ですが、勉強だけしていてもつまらないですよね。例えば、サッカーのルールだけ勉強したところで、サッカーをやらなければ楽しいわけありません。
楽譜を打ち込むソフトは無料であります。わざわざ有料の物を買う必要や、楽器を準備する必要はありません。オススメはMuseScoreです。
実際に使うと
このようにある程度の楽譜は、このソフトで作成することができます。楽譜に関しては、バンド譜やクラシックの楽譜よりは、ピアノ譜の方がいいです。または、アカペラの楽譜も買うことがネット上で可能のため、そちらを購入して練習するのもありだと思います。コードの関係を理解する上でアカペラは非常にいいです。
アカペラの楽譜はこちらで購入できます。
好きなアーティストのコードを調べる
ここまでやれば、正直ほぼ音楽理論の基礎は身について来ています。実践として、もう一つオススメは好きなアーティスト、好きな曲のコードを調べるということです。今の時代はすごく便利で、ネットで曲名とコードと検索すればサイトが出てきます。
私が利用しているのは「U-FRET」というサイトです。
YOUTUBEでコードについて少し学習するだけでも、このU-FRETに書いていることがわかると思います。
日本語の音楽理論から学ばない
音楽の授業で、ハ長調とかホ短調とか学んだかと思います。音楽理論が嫌いになる要因は、このような聞いた事もない単語が次々と出てくる点にあると思います。ハニホヘで理解するのは難しいのでオススメしません。
ほとんどの楽譜はハニホヘなどで書いてません。CDEFといった英語表記で記載されています。長調や短調も、上記のスケールで学ぶ際に関わってきますので、深く理解する必要はありません。これが短期間で音楽理論を身に着けるポイントです。
音楽理論を学ぶオススメの本
私がもともと読んでいた本はすでに販売終了していますが、著者秋谷えりこ先生の本が音楽理論を学ぶ上では一番だと思っています。
ポピュラーピアノのための音楽理論全集
秋谷えりこさんの本は、とにかく初心者に優しいところです。しかも、本1冊でゼロから上級編まで学ぶことができます。私も音楽理論を学ぶ上で、この本にはだいぶ助けられました。
この本を読む前に、YOUTUBEやSNSである程度学習をしておけば、より読みやすくなりますので、是非やってみてください。
まとめ
音楽理論は独学でも十分学ぶことができると思います。YOUTUBEやSNSの普及によって調べることができる環境が十分に整ってきた世の中になっているからです。実際に、ブログを書く際に、HTMLやCSSなどを学ぶ事も独学でやっています。
ただ、重要なのは最短の道のりを理解する事です。永遠と楽譜を打ち込んでいても、理解には時間がかかります。うまく理解をした人や、独学の経験者に「どのような勉強を行なったか」聞く事で、そこから最短の道を進めるようにする事も、独学における勉強の一つです。
なお、私も音楽理論の導入に関してはブログを書いてますので、是非
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