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【仕事】桃太郎が説明できるなら、プレゼンはうまくなる


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(相談を受ける)

母親から仕事の上で相談を受けた。母親は看護師をしており、主任を務める救急外来で業務改善案と今期の方向性について発表を行うといった話だった。そのため、プレゼン資料を作成したが、一度見て欲しいという相談だった。

 (僕の背景)

大学時代に工学専攻だったため、プレゼンに関しては嫌という程やってきた。また、普通の研究室では論文を学生が選定して翻訳し、そこから研究方針を立てて実験するということを行なっていたが、私が所属していた研究室はそのような点に重きを置くことはなく、先生が基本的に方針を固め、私たちは第三者にいかにわかりやすく伝えるかについて指導された。ここは、研究においては先生がプロ(お金をもらっている立場)、学生はぶっちゃけアマチュアどころかバイト以下・・・お金をもらっていない人間のため、将来社会にでた時に役立つ物を学ぶという研究室の方針があったからである。

また、NPO法人の理事も行なっており、そこでもプレゼン。サークルでも方針や講師としてプレゼン。社会人になっても、中小企業の建材メーカーとして大手設計事務所に対するプレゼンや500人以上集まる講演会でのプレゼンなど、たくさんのプレゼン資料や発表をさせていただく機会を頂いたため、ありがたいことに経験は豊富である。また、孫正義氏の下でソフトバンクアカデミアに所属していた前田鎌利氏のプレゼン塾にも参加し、1年かけてプレゼンについて学習を行なっていた。

 

(わかりにくいプレゼンとは)

長々と書いたが、そのような背景から私が母親のプレゼン資料を見て感じた感想は、「わかりにくい」の一言だった。ただ、わかりにくい点を改善すれば誰にでも伝わる資料作りはできると思っている。そこでわかりにくい点を下記にまとめる。

✔︎構成がわかりにくい。急に話が飛ぶ

✔︎フォントや文字サイズがバラバラで見にくい

✔︎カラーに統一性がなく読みにくい

✔︎誰に対するメッセージなのかわからない

✔︎グラフで何を強調したいのかわからない

✔︎図を使っていないのでイメージしにくい

 

これらを改善することで、プレゼン資料は非常に見やすくなる。このブログでもプレゼン資料の作成方法に関して記載していきたいが、その前にプレゼン資料を作成する際に、最近私が思っている「桃太郎論」について書きたい。

 

(桃太郎論)

プレゼンが上手い人は、構成に重きを置いてプレゼン資料を作成する。何事にも言えるが起承転結は必須だ。また、インパクトを与えるのは数字であり、その数字をどこで強調するかを考える。プレゼンが下手な人は、何も考えずにプレゼン資料の作成から入る。わかりやすく説明するならば、3日以内に長い距離移動した方が勝ちという条件があった際に、プレゼンが下手な人は、とりあえず走り出す。プレゼンが上手い人は、まずは3日という時間の中で長い距離を移動できる方法を考え、ゴールに対しての導きができた瞬間に移動を開始するため、より効率よく行動を行うことができる。

 

桃太郎という話はまさにプレゼンの構成を作り上げる点では非常に活用しやすい。「桃太郎の話を3分以内で簡潔に説明してほしい」と言われた際に「昔むかし〜」とスタートするのはプレゼンが下手な人の特徴だ。まずは、桃太郎の話に関してポイントを絞る

✔︎桃太郎は鬼を倒して奪われた宝を取り返した

✔︎桃太郎は鬼を倒すため猿・犬・鳥の家来をつけた

✔︎家来にした方法はきび団子を与えたことによるもの

✔︎桃太郎は桃から生まれたから、桃太郎という名前になった

✔︎桃を拾ったおばあさん、そしておじいさんは鬼に苦しんでいた

 これらがポイントであり、これを起承転結(背景・目的・条件・実証・考察・まとめ)という点でまとめると・・・

(背景)おじいさんとおばあさんは鬼に苦しめられていた。

    そんな時に桃を拾って、中から生まれた男の子が成長し鬼退治に行った

(目的)鬼を退治して、奪われた宝を取り返すこと

(条件)きびだんごを活用し、3匹の家来をつけた

(実証)3匹と一緒に強靭な鬼を倒し、宝を取り返した

(考察)桃太郎は家来がいたことで鬼を倒せたと考える

    またきびだんごがあったことで、家来をつけることができた

(まとめ)

桃太郎は、桃から生まれた男の子であり、きびだんごによって

3匹の家来をつけ、因縁の鬼を倒し宝を奪い返すことができた

 ダラダラと説明されるよりも、どのような話かを簡潔に説明することでストーリー性を作ることができる。これがプレゼンの構成だ。大概、プレゼンがうまく作れない人は、作り出してから何を説明すればいいかわからなくなり躓く。そして、ストーリー性のない資料を作ってしまう。

 

(成果)

母親の資料もそうだった。「このデータは何を目的にとったの?」「なぜこのスケジュールを考えたの?」「何を伝えたいプレゼン資料なの」という点が多かった。まずは、桃太郎の話をベースに構成を組み立てるところから始めるよう教えたところ、約半年かかったが非常にいいプレゼン資料が作成できるようになった。職場からも、「わかりやすくなったね」「また作ってほしい」「プレゼンの作り方を教えてほしい」と好評だったとのこと。 

 

プレゼンが苦手な方は、まず構成を決める練習をしましょう。組み立て改善が身につけられれば、どんなプレゼンも当てはめることができます。見やすいデザインの方法などは、今後記載していきます。