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はい、ブラザーです。

3年半勤めた会社を辞めた話

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10月に3年半勤めた会社を辞めました。突然の決断ではありましたが、悩みに悩んだ末の決断でした。ブログとして残す理由は、自分自身を振り返る意味と、同じような状況で悩んでいる人の少しでも助けになればということ、そして現在就職活動を始めようとしている人、新卒でこれから社会に出ようとする人にも是非知ってほしいという想いも込めて書かせていただきます。

 

 

 

どんな仕事をしていたのか

私が勤めていた会社は、業界としては「建築・建設」にあたり、主に商材(建築建材)を扱った営業職に携わっていました。

※具体的な会社名・携わった案件等については伏せさせていただきます。

 

会社は、社員数100名程度の中小企業であり、側から見れば世間で言う『ブラック企業』と感じる企業体制でしたが、それでも3年半続けてこれたのは、仕事に対する面白み社員の人柄の良さがあったからだと今でも感じています。まぁ、上層部(取締役や部長)に苦しめられましたが・・・・

 

なぜ辞めたのか

"辞める"と決意したのは非常に唐突でしたが、実際は水面張力を失ってコップから溢れた水のように、積もり積もったものが爆発したような状態でした。

 

まぁ、辞めた大きな理由となったのは2点ですね。

 

①責任の押し付け合い、たらい回しの現状

中小企業のイメージってどうですか?

「上との距離が近いから、意見が通しやすそう!」と思う人も多いでしょう。確かに、大企業では有り得ない、取締役や社長と2人でご飯に行ったり出張したりすることも少なからずありました。

 

ただ、会社に対する意見を簡単に述べることはできません

 

もちろんそこに関して緩い企業もあると思いますが、うちの会社では無理でした。例えば、会社のことで改善したい点を取締役や社長に話すことはご法度でした。理由は、下の業務が増えるからです。組織というのは、常に上を喜ばせるために下が蟻のように働きます。それが今の日本の組織体制です。特に古くからある大企業や中小企業はその傾向が強いです。

 

特に、私の会社では社長は神様のような存在でしたから、

その社長、いや神様に悪い情報が流れないために取締役が阻止をし、その下にいる各部門の部長が悪い情報を誤魔化そうと必死になり、その下で蟻のように働いている我々はその情報を隠蔽しようと必死でした。そして、社長は会社がとてもうまくいっている!こんな素晴らしい会社で働いている社員は幸せだ!と話している。

 

なんとまぁ、悪循環です・・・。

 

 

このような背景の中、問題は発生しました。

 

あまり詳細に触れられませんが、

ある物件の材料費について、入札前に予算が決定していたにもかかわらず、会社の方針で利益率を大幅アップして確保する必要があり、元請けとの交渉段階で提出する見積もりを変えなくてはいけない状況になりました。

 

※元請け=建築業界では、建物を建てる業者のこと。

 

直属の上司に相談をすると

「それは会社の考えに従いなさい」と言われ、

には、当初の予算よりオーバーした見積もりを提示しました。

当然合うわけなんてありませんよね。

 

それを怪しんだお客さんは、他者と比較をしました。

「こっちの方が安かったからこっち買おうと思うけど、お宅努力できる?」と言われたので会社に持ち帰ることにしました。再び上司に相談すると「俺じゃ判断できないから取締役に言ってくれ」と一人でいきました。

 

 私は上司の指示のもと取締役に相談にいきました。

取締役:「そもそも、上司に相談をして原価を下げる努力をしたのか。」

 

このときは既に精一杯原価を下げる努力をしていました。

 

取締役:「じゃぁ、原価を下げる担当の部門長に君から指示を出しなさい」

    「私に言われたと言ってもいい」

 

なんで俺が・・・・? と正直思いました。

 

私は部門長にお願いをすると、

部門長:「無理無理。なんでそんなことしなきゃいけないの」

 

取締役からの指示ですというと

部門長:「ちょっと原価書を見せなさい。すぐに対応する」

 

しかし、結局交渉をするのはその下で働く人です。

その人とやりとりをするのも結局私でした。

 

部門長:「やっぱり難しいから取締役に相談して」

 

取締役に相談すると

取締役:「無理じゃない。簡単なことだ。努力が足りない!もう一度」

 

このやりとりを3ヶ月以上行っていました。

 

その間にも材料の納期や、工事の段取り、他社と比較している状況での先方への説得などを一人で行っていました。私の携帯が鳴り止むこともなく、徐々に精神が崩れていきました。

 

最終的には、

 

取締役:「まぁ、これ以上は下がらないならもういいよ」

この時間はなんだったんだ・・・と正直思いました。

 

この後は、最終社内決済にむけて10名程度の役職陣の判子リレーが待っており、一人一人とさらに説得の交渉が待っていました。取締役からOKもらっているといえば簡単なように思いますが、しっかりと個人が役職としての責任を果たしているか評価の対象となるため、「なぜ利益率を最初から想定できていなかったんだ!説明しないさい。」と何度も言われながら、説明を行っていました。

 

1週間かけて5人目で説明不足として却下を食らえば、また1から決済稟議のやり直し・・・そんな日々でした。

 

社長が決めた利益率方針で受注が厳しい場合、取締役は社長に説明をしなければいけません。途中で方針が変わったからとはいえ、それを誰も社長の責任にはできないため、常に下にその責任が降りかかってきます。まさに、責任のたらい回しにあっていた現状に、個人的に辛さを感じていました。

 

②無駄な時間が多い現状

 合わせて、日頃の業務における時間の使い方について改めて考えさせられました。

支店が東京のみだったため私が担当していたエリアへは毎週飛行機で移動し、レンタカーで3〜4日回りながらの営業、多いときは4日間で1000㎞運転をしていました。そして東京に戻ってくれば、出張中にできなかった社内資料を残業しながらまとめ、また全員が揃うことも少なかったため毎週4時間近く会議を行っていました。会議のあとは案件対応と出張準備を行い、また出張に出る。今まで移動のために使用してきた"時間"をもっといろいろなことに活用できるのではないか・・・今後の人生を考えたときにそこに勿体なさを感じました。

 

 

いざ、退職

今すぐにでも辞めて、時間を有効的に使おう!と決意をし退職を決意しました。2018年10月上旬、直属の上司、取締役に対し退職の旨を話しました。最終的に役員会で決定したものの、会社より社員に対し私が辞めたことの通達はなく、「君の抜けた穴はそんなに大きくないよ笑 みんな忙しいから送別会とかないからね。」と上層部から最後に言われた一言は今でも忘れません。

 

ただ、こっそり後輩や営業部の人が送別会を開いてくれました笑

後輩は、どうやら私が辞めるという情報は知っていたものの、取締役から「あいつが辞めたら若手がどんどん辞めていく恐れがあるから、知らなかったことにしろ」と言われていたようです。実は、毎年10人は辞めてるんです。後輩から「抜けた穴がデカすぎます。大々的に送別会開きたいのに」と言われた時には、申し訳ないという気持ちと、ちゃんと味方がいたことに安心をしました。

 

こうして、10月31日に有休消化も完了して私の3年半は終わりました。

 

辞めるべき時と、辞めた後を考える

実は2年目にも会社をやめようと思った時期はありました。その時は、仕事環境(サービス残業、出張、低賃金等)で悩まされたことによるものでした。では、なぜ辞めなかったのか。2つの理由がありました。

 

社内・社外関係が構築しはじめていたこと

1年目は業務内容を覚え、社内・社外ともに必死に「人を見る」ことに集中しました。そうすると2年目には業務を行う上で「誰とどのようなことを行うと効率的か」が少しずつ自身で判断できるようになってきました。仮にここで辞めて転職をした場合、その関係構築をまた1から始めなくてはいけません。

 

「んーまたこの関係を構築するのは面倒くさいなぁ・・・」

 

と思ったこと、また自身でやったことないことがまだまだあったことから転職を辞めました。

 

転職市場を考慮したこと

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これは、とある企業の求人広告の一部を抜粋したものです。必須条件として「社会人3年以上」と記載しています。転職市場において、自分自身はある意味"商品"となるため、「社歴」は価値の1つになります。特に社会人3年目はある程度の経験と実績、また判断能力も少しついたころの時期であるため、転職市場において選択母数が大きくなります。

 

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これは、エン転職(エンエージェント)のホームページの抜粋です。1年目の途中で会社を辞める人が最近増えていますが、「社会人2年目〜」と記載があるように、1年目以下では市場がだいぶ狭まることが予測されます。

 

もちろんパワハラやセクハラがあって精神的にきついなど、重大な問題であるならば1年目のうちで辞めた方がいいかもしれません。ただ、「キャリアアップ」や「仕事が面倒くさくって会社が嫌だ」という新卒生は、転職市場を考えたうえで判断をした方がいいと思います。

 

「転職は慎重に」とバカリズムさんが言ってますが、「いい会社を選ぶ」ということだけでなく、「本当に転職をしていいの?」という面も慎重に考えていくべきなのでしょう。

 

辞めたい人へのアドバイス

辞めるなら直接上司にまずは話して欲しい

上記にも記載をした「たらい回し」によって私は精神的にも、肉体的にもきつい時期がありました。辞めることを決意した9月末頃のことです。

 

辞めたい人にとっては、会社から脱走してでもいいからすぐに辞めたいと思います。もちろん、私も同じような気持ちを思いました。私の会社にも、突然会社に来なくなり、そのまま退職をした人もいました。ただ、一つだけ思ったことは、しっかりと面談をして辞めてよかったということです。

 

最近は、退職代理業者というのもあります。1回数万円で退職の手続き等における、総務(人事)との仲介に入ってくれる業者です。有名なところでは「EXIT」というサイトがありますね。

 


ただ、直接話した方が後になって複雑な気持ちが残らなかったり、「離職票」や「退職金」、各種手続き等の説明もしっかりと聴くことはとても重要です。特に離職票は、発行を依頼しない場合、対応しない会社もあります。

 

辞めるなら、転職先が決まってから!

転職活動をしている中で一番感じたのはこの点でした。

 

私の場合は、出張が多かったために転職活動をしても、面接をする時間が取れなかったために退職をしました。

 

ただ、多くの面接官から言われたのは

「なぜ、このタイミングで辞めたの?」ということです。

 

やはり企業側としては、”転職活動は前職を退職する前に行うもの”というのが一般的であり、「離職」するに至った経緯が非常に気になるものです。ですが、業務量が多かったりするとなかなか面接に立ち会うことが厳しいのは当然なので、「離職をしてこれから長く働く会社についてしっかりと吟味していきたかった」と話せば納得はしてくれます。

 

極力、退職前には転職活動を完了させることをお勧めします。

 

辞めた後のことをサポートしてくれる体制は少ない

最近、YoutubeSNS等で「労働」に関しての発言が多く、その中には「嫌ならすぐに辞めた方がいい」「自由な時間をとれるし、今嫌いなことをやっているとしたら人生もったいない!」という人は非常に多いです。

 

私も、精神的に辛かった9月下旬頃は、よくこのよな動画を見ながらやる気が出ていましたが、いざ辞めてみて感じたことは、

 

「辞めた方がいい」という人は多いが、「辞めた後はこうした方がいい」と言っている人は少ないということです。

 

 私のように離職してから転職をはじめた人に待っているのは、今後の生活費用の確保と保険関係、年金、住民税等のこれまで会社が対応していた部分を個人で行っていく必要があるという焦りです。

 

そう、このような現状に対してアドバイスしてくれる人って少ないんですよね。

 

会社側からの説明もありますが、正直頭の中はやめることでいっぱいなので、もし辞めてから少し落ち着いてからまた仕事をしたいという人は、辞めた後にどのようなことをするのかを予め調べておくといいと思います。

 

 

最後に 

私が思うのは「辞めたいなぁ〜」と思っている人は、おそらく会社を辞めません。何かをやめるということは、そんなに簡単なことではありません。本当に辞めるひとは「辞めたい」ではなく「辞める」と断言をします。

 

最近、仕事で鬱になる人が増えてきていますが、鬱=精神的に弱い人と思われてしまうのが今の日本です。しかし、責任感が強い上に、自分が窮地に立たされた状況でも「なんとか自分で解決しなきゃ」という思いが積み重なり、知らないうちに鬱になるのだと思います。「辛いならやめればいいじゃん」という周囲の声も全然入らず、分かれ道のない細い道をひたすら歩き続けている状態です。

 

上記でタイミングの話を書かせていただきましたが、「結局、自分自身はどうしたいの?」ということです。今回のブログでは、私が辞めた経緯と、辞めた後に感じたことを書きましたが、私自身は「辞めたい」から「辞める」という決断ができました。その決断は誰にでもできることだと思います。「続けること」「辞めること」、人生の分岐点での決断は”勇気”が必要です。その勇気は誰にでも絶対にあると信じています。

 

先日、次の会社から内定をもらい、来年1月から新たな場所で働きます。業界としては建築業界からIT業界への挑戦となります。移動にかかっていた時間を、一人でも多くのお客様とコンタクトがとれる時間にすることができそうです。

 

今後、ブラブロでは転職活動中の話なども書いていきたいと思います!お時間ある方は是非読んでいただけると嬉しいです。

 

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