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【松本隆】木綿のハンカチーフ創作秘話。”恋人”は意外な人物だった


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作詞家、松本隆さん朝日新聞にて「”木綿のハンカチーフ”の創作秘話」について語られていました。

 

松本隆さんは日本が代表する作詞家であり、数々の名曲を世に生み出しています。私も、アカペラ活動を行う上で多くの作品をカバーさせていただき、楽譜製作にあたり創作された歌詞の素晴らしさを肌に感じながら、編曲しています。

 

そんな松本隆さんの魅力とともに、木綿のハンカチーフは誰をイメージ作詞した曲かに迫っていきます。

 

 

松本隆という人物について

1949年生まれ。日本の作詞家、ミュージシャン。ロックバンドはっぴいえんどの元ドラマーです。ビートルズの影響を強く受け、バンド活動の傍らで作詞活動を行なっていました。作詞家として注目を浴びたのは、渡辺プロダクション所属だった太田裕美さんが歌った「木綿のハンカチーフ」がきっかけでした。

 

1980年代は、はっぴいえんどのメンバーを歌謡業界に呼び寄せ、松田聖子さんの24曲連続オリコン1位中17曲を手がけるなど、阿久悠に代わって歌謡界で一時代を築きあげました。

 

2020年には、デビュー50周年を記念したトリビュートライブ『松本隆 50周年 風街古都 コトノハ』が京都コンサートホールアンサンブルホールムラタで開催されました。

松本隆の代表曲

昭和に数々の名曲を築き上げた男

昭和の名曲を語る上では、必ず松本隆さんの作詞された曲が登場します。いつの時代も、誰もが一度は聞いたことがある名曲ばかりです。


君に、胸キュン。イエロー・マジック・オーケストラ

木綿のハンカチーフ太田裕美

Romanticが止まらないC-C-B

・SEPTEMBER(竹内まりや

ルビーの指輪(寺尾聰)

松本隆作詞の意外な曲たち

「これも松本隆なの!?」と正直思う曲ばかりです。


・硝子の少年(KinKiKids)

星間飛行マクロスF

風の谷のナウシカ手嶌葵 

歌詞の特徴

情景描写が強い曲

松本隆が作詞する曲の特徴は、情景描写が非常に強いという点があります。

情景描写 とは、歌詞や曲からその情景を聴き手に思い浮かばせるテクニックの一つです。「赤いスイートピー」を例にあげてみます。


春色の汽車に乗って

海に連れて行ってよ

タバコの匂いのシャツに

そっと寄り添うから

 注目すべきは、季節感の強調と主語。頭の中に春の温かさと、タバコの匂いのするシャツを着た男性、それに寄り添う女性が浮かんできます。

「汽車に乗って、海に行きたい!あなたに寄り添って」と、第三者に聴かせることを無視して文章を書くとこのようになりますが、同じ内容でも全然違いますよね。

 

松田聖子が語る松本隆の歌詞について

昭和アイドルの代表である松田聖子さんは、松本隆さんの歌詞について以下のようにインタビューで語っています。

長い間、一緒にお仕事してきて、毎回、ドキッとするような言葉が出てくる。私の生活とか気持ちとか、まるで魔法のあkガミでも持っていらして、覗いていらっしゃるんじゃないかと思うほど。

その時々の私の心にピッタリだったんです。

 歌い手にとって、曲に自身の感情を乗せることは大事なこと。その感情が乗れば乗るほど、相手(聴き手)に対しても感情を伝えやすくなります。松本隆の魔法のような作詞テクニックが、数々の歌い手に魔法をかけてきたのではないでしょうか。

 

木綿のハンカチーフについて

木綿のハンカチーフはどんな曲か

1975年に発売された太田裕美さんの4枚目のシングル。累計売り上げ枚数は、オリコンの統計では86.7万枚、ミュージック・リサーチ社の発表では150万枚以上。今も様々なアーティストによってカバーをされています。


★木綿のハンカチーフ★ 大田裕美/1975年(S50)

木綿のハンカチーフ誕生秘話と彼はだれか

朝日新聞の中で、松本隆さんはこのように語っています。

話し合いの中で地方都市の歌を作ろうと。『東京育ちのきみは地方のことを知らないだろう』と言われたりもしたけど、炭坑町に馴染みがある福岡県出身のレコード会社のディレクター(77)をモデルに書きました。

旧歌謡曲から脱却し、その土俵自体を変えようと試みた、ある種の見えない戦争。結果、Jポップの元祖になったのかもしれない

舞台となった福岡県の街

調べたところ、ディレクターの故郷は福岡県田川市とのことで、「炭坑節発祥の地」と知られている。戦後、1950年代には人口が10万人を突破していたが、1960年代のエネルギー革命で石炭から石油に転換すると、炭坑産業は衰退。1971年に田川市内の炭坑は全て閉山しました。閉山後は全盛期の半分近くまで人口が減少したとのこと。

改めて木綿のハンカチーフの歌詞を見る

木綿のハンカチーフの歌詞を見ると、男性を主観としたパートと、女性を主観としたパートがわかります。 今のようにLINEで遠方の人とのやり取りなんてできるわけないですよね。遠くに行っても、華やかな都会に染まらない、純粋なあなたでいてほしいという気持ちを書いた歌詞だと思います。

 

宮本浩次もカバー

昨日紹介した宮本浩次さんも木綿のハンカチーフをカバーしています。

kinoko1629.hatenablog.com

また、俳優の橋本愛さんもカバーをしています。カバーに対し松本隆さんは下記のように語っています。

オリジナルの太田さんは明るく爽やかに歌うんだけど、これほど歌い手によっていろんな表現ができる曲はない。普遍的にみんなに愛されているんだと思う。歌い継がれるというのは、曲にとっても幸せなことだよね。

 木綿のハンカチーフはこれからも世代を超えて愛されていくと感じます。

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