A Cappella Spirits EX!社会人全国大会に出場決定
またまたお久しぶりの投稿で申し訳ありません。
本日は、コラム的な感じで記事を書かせていただきます。
まず、全国大会へと出場を果たしたこと、非常に嬉しく思っています。以前、当ブログで記事にもさせていただきましたが、自分自身にとって今年がアカペラをはじめて10年という記念の年となるため、10年目の節目の年にこのような機会をいただけることに対しても非常に嬉しさを感じています。
以前、ハモニポン様よりインタビューしていただいた際に、窓の満月がどのようなバンドなのかをご紹介いただきました。結成が2017年9月でしたが、初ライブは2018年1月のことでした。結成から約半年間はライブができず、さらに2018年2月にサークルライブへ出演したあとは、ライブの出演予定もない状況でした。
結成したばかりのバンドだったため、バンド内のコミュニケーションや、モチベーション維持ということを考えると、なかなか厳しい状況でした。そこで、Music Videoを作成し発信することを試みました。時間はかかりましたが、レコーディングや撮影という中でメンバー同士会う機会も多くなりました。そこから様々なライブに出演する機会をいただき、その度にたくさんの出会い、そして応援していただける方々が増えました。
山形大学アカペラサークルSmile☆に所属していた頃、全国は遥か彼方の存在でした。「いつか大勢の前で歌いたい・・・」そのような想いを正直抱いていました。ただ、これまで自身が行ってきたことが、今振り返ると全て繋がっていたように思いました。
そして、下記のように目標も掲げており、「アカスピジャズバラor社会人出場」に達成のチェックをつけることができることで、夢のようなことでも形として残すことで、きっと達成ができるのかなと感じました。
ここまでの活動を振り返れば、本当にたくさんの方々に支えられてきたことを実感いたします。同時に、窓の満月だけでなく、自身が組んでいる大切なバンドのみんなにも応援をたくさん頂きました。その応援に応えられるよう、本番に向けて頑張って参ります。
チケットのお申し込みやライブの詳細については、バンドメンバーのけんたが素晴らしい記事としてまとめてくれたので、勝手ながら引用致します笑
インタビューを受けて、改めて考えさせられたこと
お盆ですね。世間では大型連休で、旅行や帰省を満喫している方が多いかと思います。私は、夏休みが9月なので、お盆でほぼ人がいない職場を満喫します。
というわけで・・・・
夏ペラFESTIVAL2019も終わり少し落ち着いたので、先日"ハモニポン"様よりSHIBUYA ACAPPELLA STREETの最優秀アーティスト賞の副賞として、窓の満月についてインタビューの機会をいただいたので、そちらについて書きたいと思います。
記事はこちらです
インタビューを通して改めて感じたこと
一言で言えば、「駆け抜けて来た」という印象が強い約2年間でした。それを実際に言葉にすることがすごく難しく、また自分たちが歩んできたことについて振り返りにもなった貴重な機会でした。(やっぱり言葉にするのって大事ですね・・・)
記事の中から抜粋形式でいくつかピックアップしてみます。
効率性を求めること
帰りの電車の中で「今日の練習ではこういうところができた」「こういうところが課題だった」ということを各々がLINEグループのノートにまとめて共有し、1回の練習を着実に積み重ねていくことを意識していますね
サッカーの中村俊介選手(僕ら世代の選手ですね笑)は、常日頃からサッカーノートを作成して、自主的に日々の練習を振り返っていたそうです。考えてみると、よかったことって意外と覚えていて、反省点や改善点って大枠は覚えていても、詳細まであまり覚えてないこと多いんですよね。これが、すごい勿体無い時間だと感じたことや、自身に落とし込むために練習日誌をノートに各自一言でも良いので書いています。
バンドの方針に正解はあるのか・・・
学生時代にアカペラをやってたけれど社会人になったら続けないという人がまだまだ多いのは、モデルとなる社会人バンドがいないからだと思うんですよ。でも中にはきっと「社会人になっても続けたい」と思っている人はいるはずなので、「一生続けられる趣味」としてこういった続け方もあるんだよ、というのを知ってもらえると嬉しいですね。
ここ数年で、社会人のアカペラー人口は大きく増えつつあります。 ぶっちゃけ、サークルでも5年近くいれば”古株”なんて言われるのが現状なんです。だからこそ、上記のようにモデルとなる社会人バンドが少ないのが現状です。
窓の満月は2軸による目標設定をしましたが、別にあれが正解とかでは決してありません。こういう決め方もあるという一例に過ぎません。バンドの進め方に、「正解」も「間違え」もないということは言いたいですね。そして、バンドで成功した体験などがあれば、どんどん共有できる環境づくりがサークルなどでは大事なのかもしれません
カバーするからこそ、原曲の背景まで考えたい
「その歌手がどういう気持ちでこの曲を作ったのか」という隠れたメッセージを自分たちなりにまとめて伝えたい、という思いがあり、ほぼオリジナルのメロディーも使って曲の構想を作っている
作曲者、作詞者、編曲者・・・様々な立場の人間が1曲には携わっています。時間はかかるかもしれませんが、その曲が本当に伝えたいメッセージは何か、テーマは何かを考えることはすごく重要であると思っています。また、その曲が使われている映画やCMであれば、その物語の内容まで追求したり、歌われた時代背景なども探ると非常に面白いです。
そして、常にアレンジをする上で大切にしているのは、「自分ならこの曲でお客様に何を伝えたいのか」を考えることです。それがオリジナリティーに繋がってくると感じています。
1曲を大切に歌うこと
今回のインタビューで話してない内容で、窓の満月が結成当初から決めていたのは「新曲は簡単にやらず、とにかく既存曲を詰める」ということでした。レパートリーが大抵一緒ですが、ライブのたびに新しい発見があったりするので、どれも好きな曲ですね。
色々書きましたが、あくまで自分たちが行ってきたことを話しただけです。ただ、どうすればもっとバンドをよく出来るのかを考えた末、インタビューで話した内容や、上記で記載したことが出来たのかなぁと感じています。
でも、何より一番大事なことは「楽しむこと」ですね!自分がアカペラを通じてどう楽しみたいのかは、考えるといいのかもしれません。皆さんに負けないくらい、僕もアカペラを楽しんで行きます♪
最優秀アーティストを受賞し、アレンジャーとして今想うこと
引っ越しなどでバタバタしており、またWifiもしばらく繋がらなかったため更新が滞っておりました。
先日、誕生日を迎え29歳になりました。私が所属する社会人アカペラサークルの代表、山◯氏がTwitterで34歳と記載したことで、本当に34歳と思っている方から「34歳おめでとうございます」と声をかけられるたびに、お詫びと訂正を行なっております。
まだ20代なんだよー!!!!
んで、タイトルにも書きましたが、6月に渋谷で開催された「SHIBUYA ACAPPELLA STREET」で、窓の満月が最優秀アーティスト賞を受賞致しました。応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
ORICON MUSICに掲載されました
ライブの詳細や受賞については、なんとORICON MUSICに記載されました。
先日の渋アカについて、ORICON MUSICに掲載されました!窓の満月の写真も掲載されています!https://t.co/dykeq4mSXT
— 窓の満月 (@acmado_man) July 2, 2019
最優秀アーティスト賞を受賞して
窓の満月はライブ出演数は多いものの、なかなかタイトルを取ることができず模索をしていました。私自身も、大学の頃からアカペラを続けていますが、実績として残しているものはなく、正直言うとバンクリや楽譜制作の依頼を受けるときは、そこが自身にとっての弱みでした。
窓の満月のアレンジは全て担当していますが、上記のこともあり、「自身の書いた楽譜は多くの人に認められるものなのだろうか・・」という悩みを持ったことも正直あります。今回の受賞で一番嬉しかったのは、自身のアレンジを多くの人に聞いていただけたことと、それを認めて頂けたことです。特に、何度も模索して制作をした「心の瞳」と「ベイビー・アイラブユー」の2曲でタイトルを獲れたことは、非常に嬉しく思っています。
心の瞳の解説は、下記の記事に記載されています。
アレンジャーとして
この10年アカペラをやってきた中で、やはりアレンジという観点でも、制作環境も含めどのような音楽が好まれるのかなど、10年前とは大きく変わっているように感じます。
具体的な変化といえば、例えば楽譜の販売サイトが増えていることや、アレンジャーが増え学ぶ機会、交流が増えてきていること。そして、海外のアーティストなどとSNSを通じてコミュニケーションを築けるようになってきていることです。アカペラーの人口が増えれば、当然のようにアレンジャーも増えるわけであって、教える機会や教わる機会も多くなりつつあります。
ただ、10年前も今もあまり変化していないことは、「アレンジャー」という担当をバンド内でつくり、「楽譜を作るのはあなたなので、楽譜ができるのを待っています」というバンドが今も多いことです。
「はじめての人も簡単に楽譜が作れる!」という本とか言葉を耳にしますが、たしかに触りは簡単でも、やっぱり歌いやすい楽譜を作るのは、経験がないと難しいです。だから、楽譜を読むのも苦手という人に対して「楽譜を書きなさい」とは言いませんが、「アレンジャーがどんな気持ちで、どれだけの時間をかけて作ったか」だけは理解をして欲しいのが本音です。
楽譜を丁寧に、楽譜を大切に
構想時間:3時間〜1週間
制作時間:8時間〜2週間(メロディー含め)
スキャット入れ、微調整:1時間
上記が、僕のだいたいの制作に要する時間です。これを普段は仕事から帰宅後に行っています。平日の夜に練習があれば、家に帰ってきて23時頃で、そこから作業開始です。
ここで言いたいのは、忙しそうだから楽譜依頼をしないほうがいいかも・・・ということではなく、これだけ時間をかけた楽譜を無駄にしてほしくないということです。無駄にというのは、一番簡単な言葉でいえば「お蔵入り」ですよね。自分が大切に育てた子供を殺される気分と一緒です。
アレンジャーがどのような想いで、どれだけ時間をかけて作ったかを理解すること。そして、アレンジャーも自身がどのような想いで作ったかをバンドに共有することは大事なことです。せっかく時間をかけて選んだ曲、そして楽譜を大切にしてほしいです。
アレンジを依頼するときは最低限のマナーを
最近このことについても様々な話を聞きます。アレンジだけでなく、人に依頼するときは最低限のマナーは守るべきだと感じています。最低限のマナーとは「挨拶」です。
「え、そんなの当たり前じゃん。ちゃんとしてるよー」
バンド内で楽譜がアップされたとき、ちゃんと「ありがとう」の一言はいえてますか。当たり前のことですが、この一言があるとないとでは楽譜制作のモチベーションにも大きく影響するので気をつけましょう。
アレンジャーとともに考える
窓の満月は、アレンジをするときに僕だけが制作するのではなく、リーダーのしゅん、コーラスのけんたを交えて討論しながらチームで制作をしています。そして、楽譜が出来上がる頃には、すでに歌う側にもイメージをもった状態で、楽譜を渡すことができています。
もし、楽譜をアレンジャーに一任しているようであれば、少しだけアレンジャーと話してみるといいと思います。アレンジャーも、自分自身で完結しようとせずに、バンマスに「こういう感じどうかなー」と一言声かけをするともいいと思います。
今回、受賞したきっかけとなった2曲は、僕だけの力ではなく、みんなで作った曲だったので、その曲を聴いていただいた皆さんに評価をいただいたことは、改めて非常に嬉しく思っています。
互いを理解し、互いに目標に向かうことを大切にしていくと良いと思います。自身にも言い聞かせながら、これからもたくさんの方々に僕のアレンジが届くことを願っています。
たびともさんと一緒に写真撮ったよー
平成最後に投稿
令和まで残りわずかとなりました。
まるで年末のような投稿ですが、30年間続いた平成が今幕を閉じようとしています。
平成に生まれにとって、こうして時代が変わる瞬間というのは初めての体験です。義務教育を卒業し、高校で生徒会長となり、実用新案登録を取得し、大学生になって研究やアカペラをはじめて、社会人になり建築業界に進み、そして転職。現在はIT業界にいる。
10年前、20年前に予測できていなかったことが、次々と起こっています。
さあ、令和ではどのような出来事が待っているのか。
令和で会いましょう!!