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「ニュースの面白さ」


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世界史については、現在新しい記事を準備中です。次回は、フランス絶対王政時代の音楽に入っていきますので、お楽しみに。

 

さて、僕は日経新聞のWeb会員として、電子版で新聞を普段読んでます。といっても、もともと新聞を読む人間ではありませんでした。ただ、社内で尊敬する先輩が、新聞は読んでおきなさいと指導をうけ、新聞を読むようにしています。

 

新聞を読むのが嫌な理由は「難しいから」「文章を読むのが嫌だから」ということが挙げられます。僕もそれが嫌で、YahooニュースとかTwitterで日々のニュースを見るくらいでした。ただ、新聞を見ることで、普段自分が読むことがない国際情勢などのトピックスも自然と目に入るため、つい気になって読むようになりました。それが新聞のメリットだと思います。

 

そして、ここ最近心掛けているのは、世界史の背景と紐づけて、予測を立てることを意識しています。科学でいう「考察」です。

 

「背景」「目的」「検証」「結果」「考察」を通し、「まとめ」で締めくくると、自然と自身の中で時事を落とし込むことができると最近わかってきました。

 

例えば、先日のブラブロでご紹介した全人代のニュース。新型コロナウイルスの影響で延期となってましたが、5月22日に開催されました。そこでは、国家安全法が可決されたということが大きなニュースとなりました。ブラブロで改めて取り上げますが、これほど国際情勢を揺れ動かす報道はないと驚きを隠せませんでした。

このニュースを知ると、香港の暴動がなぜ起こったか、台湾と中国の争い、アメリカが香港に制裁を与えた理由、香港の人々がイギリスに国籍を移す考え、WHOが台湾を仲間にしない理由がわかります。

 

【背景】

中国は、共産党によって成り立つ国です。これは以前のブラブロでも紹介しました。一方の香港ですが、1840年アヘン戦争を機に、イギリス領土となった香港が、1997年に中国へ返還されることとなりました。ただ、産業革命以降、めっちゃくちゃ儲かっていたので、香港は潤っていました。それが、中国に戻されるとなれば、せっかく経済も潤って幸せな生活だったのに、中国政治の下になるのは嫌だと反発も起こります。

 

そこで、中国は香港を納得させるために、とりあえず基本法をつくって、経済や発言の自由を与えるよー、50年はこれで守るから約束してね!と取り交わしを行い返還となりました。

しかし、約束がしっかりと守られず、だんだんと中国に支配されていることに気付いてきたわけです。そして、2014年にデモが起こりはじめました。そのデモが2019年に過激になったのは、台湾で香港人が人を殺したことにありました。それを中国で引き取ることもできるよーという法律を共産党は掲げて、仮に反政治運動とかしたら、中国につかまるやーん!ということで、この法案に反対したわけです。それが、香港のデモです。

 

【目的】

国家安全法の目的は、「反政府運動デモを取り締まる法律ないから、香港でちゃんと作ってよー」というところから始まりました。一国二制度という形で、政治権は香港と中国は別という考え方でした。しかし、習近平は「んーデモが激しくて作りにくいから、代わりに中国で作っちゃうね!」と香港の法律を中国で可決させてしまったわけです。これは、一国二制度の崩壊ですね。この国家安全法の目的は、反政府デモ禁止、国家分裂の阻止というところでした。

 

背景と目的だけでも、なぜ香港のデモが起きているかがわかると思います。

 

「デモこわいなー」

「警察から暴力うけて可哀想」

 

そんな簡単な話ではなく、香港の人が命がけで闘っている、もはや映画のような世界なのです。そして、実はこの裏で、日本にも目をつけているというニュースもあります。ここも今度触れていきますね。

 

新聞を見てほしいという呼びかけというよりは、新聞を読むと結構面白いよ!ということを伝えたかったのが目的です。

 

なかなか国際的な話ってつまらないし、政治的な話はタブーみたいな雰囲気が、日本は多いです。ただ、本当に映画や漫画で起こりかねないことが、現実の世界で起こっています。これを新聞を読み解くことで、理解することができます。

 

ニュースは、わかりにくく書いてると僕も思います。だから、つまらない。それを細かく紐解くと、めちゃくちゃわかりやすく、さらに面白いので、是非皆さんもやってみてください

 

それでは。