MUSIC VIDEOを作ったこと〜構想編〜
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MUSIC VIDEOは誰でも作れる
今年の2月に企画をし、約3ヶ月をかけてのレコーディングと撮影、編集を行い公開された窓の満月のMUSIC VIDEO。少しでも作ってみたいなぁ〜という人が増えるように、そして実際に行動に移したときの参考となるように、「構想編・レコーディング編・撮影編」に分けて公開していきます。
映像で発信する!
僕が所属する窓の満月は結成して1年が過ぎました。時間が経つのは本当にあっと言うまで、社会人になってから特にそれを感じるようになりました。社会人アカペラーになって早くも3年目です。そんな中で窓の満月を結成しましたが、最初のライブ出演には半年かかりました。
「今のスピード感覚ではあっという間に時間だけ過ぎていく・・・」
そんな時に、認知度を上げるためにも工夫をする必要があると思い、MUSICVIDEOの作成を試みることにしました。
なぜMUSICVIDEOなのか
理由は2つありました。
単純に作ってみたかった。
そもそも、私が大学生だった2009年〜2013年の頃は、まだまだMVやPVを自分たちのバンドで作って公開するなんてことはありませんでしたし、当時はガラケーからスマホに移行し始めた時代だったので、まさかYOUTUBEでこんなに動画を見る時代がくるなんて想像もしていませんでした笑
大学生のころにできなかった夢を、社会人になって叶えてみたい。そう思いました。
視覚で感じ取れるものを表現してみたかった。
アカペラは音楽であり、聴覚で楽しむものという認識が強いですが、情報の多くは視覚から入ってきます。自分たちのバンドで歌う音楽を、どのように表現するかについては、楽譜や演奏形態だけでなく、このようなMUSICVIDEOでも表現できると思いました。
曲は坂本九さんの「心の瞳」
窓の満月の持ち曲です。アレンジについてはまた今度話します。
心の瞳は合唱曲でおなじみですが、実はポップスでした。しかも、当時のシングルCDではB面として出されており、メインではなかったということに驚きです。ですが、この曲が完成したとき、坂本九さんは大喜びで奥さんに報告したそうです。
1985年8月、日本航空123便の墜落事故が発生。坂本九さんをはじめ、多くの方が犠牲となりました。「心の瞳」は坂本さんにとって最期の曲となりました。
坂本さんが伝えたかった想いを、どのように表現するかが課題となりました。
何を伝えたいかを考える
曲が決まれば、次はどのような表現をしたいかを考えます。心の瞳については「絆」をテーマにしました。過ごす場所、過ごす時間は違うかったとしても、近かったり遠かったりしても絆でみんな結ばれているという想いを表現したいと考えました。
テーマが決まれば、あとは曲に合わせてどのような映像を作りたいか考えますが、私の場合は大サビ部分を先に決め、一番難しいIntroなどを最後に考えました。
絵コンテを作る
長期の撮影が考えられたので、絶対に方向性を見失ってしまうと思いました。見失ってしまうというよりは、最初に自分が掲げた理想に反しても、それに気づかずに進んでしまうと後戻りできないということですね。特に社会人は時間もないので、動画撮影の時間は非常に貴重です。
これが当時の絵コンテです。前奏の部分ですね。若干違う箇所もありますが、ほぼこの構想通りにはできています。この絵コンテを書き始めたのは2月下旬〜3月くらいで、実際の撮影は3月下旬から開始しました。
上の用紙は、ワードで四角と線を使って作成したものです。5分もあればできます。絵コンテは別にうまさは必要ありません(あとで自分が確認できればOK)
絵コンテを書いても順番に撮影するわけではない
ドラマや映画の撮影もそうですが、絵コンテの順番で撮影する人はほぼいません。(いる可能性もあるのでほぼにしました)
動画撮影のコツは「効率性」です。
いかに完成に向けて必要な材料を集められるかが鍵となります。 今回は、まあさんが桜をバックにした撮影だったため、最優先事項として撮影を進めました。逆に、1番最初の木々の撮影などは、簡単に撮れるので1番最後に撮影をしました。
次回は「レコーディング編」
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完成したMUSIC VIDEOはこちら!