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お金とは何者か 第2回:お金の流れと物価について


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 お金について考えるシリーズ第2回です。第1回では、お金を学ぶことの大切さについて書きました。大事なことは

ルールを知ること、そして全てを鵜呑みにしないこと

 とまとめさせていただきました。

 

第1回は下記のリンクよりご覧ください。

kinoko1629.hatenablog.com

 

さて、前回は日本の借金、厳密には政府が抱える借金について「国債」というキーワードを元に書きましたが、今回は”お金の流れ”について焦点を当てて書いて行こうと思います。社会で習った「インフレ・デフレ」について復習するとニュースがわかってきます

 

お金の流れ

「景気がよければお金が流れるし、景気が悪ければお金の流れも悪くなる」イメージとしては簡単だと思います。お金は「家計」「企業」「政府」の間を行ったりきたりしています。「消費量」「税収」「給与」「利益」などで、どのような流れなのかを表すことができますね。

 

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ところで、社会の時間にインフレやデフレという言葉を聞きませんでしたか。僕はこの言葉を暗記で覚えていたので、正直理解をしていませんでした。

 

インフレとデフレ

「さて、意味を調べて見よう」

 

インフレーション英語inflation)とは、経済学においてモノやサービスの全体の価格レベル、すなわち物価が、ある期間において持続的に上昇する経済現象である。日本語の略称はインフレ。日本語では通貨膨張(つうかぼうちょう)とも訳す[1]。主にマクロ経済学で研究される現象。

 

「んー・・・デフレ」

デフレーションDeflation)とは、物価が持続的に下落していく経済現象を指す[1]。略してデフレと呼ぶ(日本語では物価収縮[2]とも)。対義語には物価が持続的に上昇していく現象を指すインフレーションInflation)がある。

 

「なるほど、物価がキーワードのようだ」

 

つまり、物の価値が上がったり下がったりすることで経済に影響を与えることですね。もう少し、違いについて触れていくと、例えば1つ100円のりんごがあったとして、欲しい人が多ければりんごの価値は上がります。「需要>供給」の関係ですね。逆に、欲しい人が少ないのに、りんごの生産が変わらないのであれば、りんごの価値は下がります。「需要<供給」の関係です。

 

インフレ:「物価の価値が上昇=需要>供給」

デフレ:「物価の価値が減少=需要<供給」

となるわけです。

 

「んで・・・どっちがいいの」

これについては、どちらにもメリットとデメリットがあります。

 

下記はインフレになったことで問題が起こった内容です。

www.afpbb.com

南米ベネズエラで、インフレ率が200%を超えるというとんでもないことなりました。「物価の上昇=需要>供給」なので、欲しい人がたくさん増えて、1つの物の価値が上昇したというわけですね。では、なぜこのようなことが起こったのでしょうか。

 

原油生産に頼りきっていたベネズエラでは、2014年に原油価格が急落したことを受けて、「原油の価値が下がるなら、景気悪化するやん」ということで、政府がお札をたくさん刷って対処しようとしました。しかし、これによりお金の価値が下がりました。ご想像の通り、お金がたくさんあれば物をたくさん買えるようになります。

つまり需要が多くなりますよね。これで物の価値が上がったというわけです。ベネズエラのように、えげつないインフレが起こる状態のことをハイパーインフレと言います。日本でも終戦後は40%近く上昇したことがありましたが、現代の日本でハイパーインフレが起こることはまずないと思っていて大丈夫なようです。

 

blog.livedoor.jp

 

インフレだとダメかといえば、メリットもあります。それは、借金やローンを組んでいる人へのメリットです。給料が15万円の時に10万円の借金はきついです。しかし、お金がめっちゃ出回っている時に、給料が30万円になれば当然10万円の借金は少し楽ですよね。

 

日本はずっとデフレ?

一方、デフレは「物価の価値が減少=需要<供給」が定義です。

 

物価の価値が減少するなら、安いから買えるんじゃないの

 

確かに、物は安くなります。

チェーンの牛丼もそうですよね。本当に安いです。

 

しかし、そこで働く人たちの給料は、

物がたくさん売れたとしても単価が安ければ利益も低いので

給料としても安いのは当然ですよね。

そして、お金が少なければ物を買わなくなる時代になる。

 

日本は、90年のバブル崩壊後の金融・財政政策がうまくとれてなかったために、デフレの方向に進みました。コロナによりデフレに突入というニュースもありますが、日本は90年代に入ってずっとデフレ続きです。また、2008年のリーマン・ショックの影響もデフレに拍車をかけることになりました。デフレの間は、お金の価値が上がるので、当然お金を使うことは少なくなります。

 

「今の若者は、お金を使わない」

 

とスナックでバイトしていた頃に、言われたことがあります。それは、バブル時代をいきた方々にとっては、当時はインフレだったのでお金を使うのが当たり前のような感覚だったでしょうが、今のデフレ状況ではお金を使わずに貯蓄に回すのも当然の話です。さて、問題は2019年の終わりから起こった新型コロナウイルスの影響が、今後の日本経済に「インフレとデフレ」どちらをもたらすかという点です。

 

結論はわからない

結論、新型コロナウイルスによってインフレに今後なるか、デフレに今後なるかはわかりません。この点に関しては、経済関係のプロたちが討論を繰り返しています。「企業の倒産や経済悪化によって、人はお金を使わなくなりさらにデフレになる」だとか、「金融政策によって、政府がお金を刷りインフレになる」だとか様々です。一歩で、最近よく聞くのが半導体の話。自動車部品の半導体の需要が高まり、需要に対して供給が追いついていない状況が続いています。これは、テレワークによりPC需要が高まったことにより、半導体がそちらに流れてしまったことにより起こった状況です。当然、物の価値が上がります。ただ、極端に物の価値が上がる訳ではありません。アメリカでは、インフレの平均を2%水準でキープさせることを目標にし、インフレが起こった時は、どのように抑制するかを考えることで、リスクを回避していく動きを取ろうとしています。さあ、日本はどのようになっていくのでしょうか。

 


第33回 【初心者向け】インフレ・デフレの基礎 コロナ後の世界を見据えて【社会・トレンド】

 

今回は、お金の流れとインフレ・デフレについて勉強しました。次は”消費税”について触れていきたいなと思っています。